先日の面談の際に「共通テスト利用は枠が少ないから考えていない。」というご回答だったのですが、入試要項や募集要項を見る際には注意が必要です。
例を挙げてご紹介したいと思います。
明治大学理工学部(2024年度)
今回は学科によるばらつきを慣らすために、明治大学理工学部の13学科・専攻の募集人数の合計を例に挙げたいと思います。
選抜方式 | 募集人員 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|
学部別 | 528人 | 9,667人 | 2,815人 | 3.4倍 |
全学部統一 | 117人 | 2,746人 | 763人 | 3.6倍 |
共通テスト利用 | 82人 | 6,600人 | 2,054人 | 3.2倍 |
募集人員だけを見ると学部別の方が共通テスト利用より6.4倍ほど多く共通テスト利用は枠が少なく見えますが、倍率は同程度になっています。
学部別試験と共通テスト利用の合格発表は同時期に行われるため、受験から合格発表までの期間が長く空きます。
そのため、共通テスト利用で合格しても他大学にも合格し、他大学に進学する受験生が多くいます。
それを考慮して多めに合格を出す大学があります。
共通テスト利用で多めに合格を出さない学校もありますので、各大学の募集要項(入試要項)や入試データ、予備校が出している偏差値などを見比べてご検討いただきたいと思います。
ご不明な点等ございましたら、当塾にご相談いただければ対応させていただきます。