数学の勉強法

数学の勉強をしていて、受験用の問題集や過去問、模試で知らない公式・解法が出てきたときに、その公式等を覚えるというのはあまり効果的とは言えません。

もし教科書やインプット用教材に書かれている公式等が覚えられていないのであれば、インプット用の問題集に戻って公式を覚え直す必要があります。

例えば、三角関数でtan(α+β)を覚えていなかったら、sin(α+β), cos(α+β)や2倍角の公式、半角の公式、三角関数の合成なども併せて勉強し直すべきでしょう。

しかしながら、アウトプット用の問題集ではその問題を解くために必要な公式しか載っていないことが多くあります。
そうすると、その問題は解けるようになったけど、初見の問題はやっぱり解けないということが起こってしまいます。

骨太な学力を身に付けるためには、インプットをしっかりと行ったうえで応用力を養っていく必要があります。

推薦型選抜での大学進学を目指す生徒と一般選抜で大学進学を目指す生徒で勉強方法が大きく異なってきますが、一般選抜で進学を目指すのであれば、ポイントをしっかりと押さえて勉強していくことが重要です。

数学の勉強をしていると公式や解法など覚えることがたくさんあって、考える科目というより暗記科目なのではないかと感じることもあるかもしれません。
たしかに、公式や典型的な解法は覚えなければなりませんが、自分の持っている知識を組み合わせて解く問題では解き方を覚えるのではなく、基礎的な知識をどのように活かすのかということを学んでほしいと思います。