英語外部試験

英語外部試験というのは、英検やTOEIC、TOEFLなどの民間機関が行っている英語の試験を指します。
高校入試や大学入試ではこれらの外部試験を使って優遇措置を受けられる学校があり、しかも今も増加傾向にあります。

高校入試

高校入試の場合、英語外部試験として利用されているのはほとんど英検のみと言えます。
英検以外の検定試験は級ごとの問題が分かれておらず、得点で英語の到達度を判断するようになっています。
これに対し英検は1級から5級まで今年度からは準2級プラスが加わり、8階級のレベル別の問題になっており、中学生でも挑戦しやすくなっています。

ここ神奈川県では公立高校の入学試験では優遇措置がないですが、私立高校では優遇措置をとっている学校は多数あります。

神奈川県の私立高校で生徒の募集を行っている学校が57校。
そのうち36校で英検で優遇措置が受けられます。(※当塾調べ)

大学入試

2024年度の大学入試では英語の外部検定を利用した大学は462校。
6割を超える大学が利用しているようです。

推薦型選抜や総合型選抜だけでなく、一般型選抜でも英語の試験免除や加点がされる学校があります。

大学入試で利用できる英語外部試験は、英検、GTEC、TOEIC、TOEFLなど様々あります。
日本人の英語力向上のため、2016年ごろに大学入試に英語の4技能試験を加えようとした際に文部科学省が作成したCEFL(セファール)という換算表を用いて、英語外部試験間のレベルの換算がなされます。
(CEFLを用いずに独自の換算方法を採用している学校や一部の試験しか利用できない学校もあります)

しかしながら、TOEICは社会人向けの検定試験、TOEFLは留学生向けの検定試験という傾向があり、大学入試ではあまり利用されていないようです。
(TOEIC:0.1%, TOEFL:0.2%)

やはり一番利用されているのは英検です。
レベル別であるということに加え、
従来型の会場試験が年3回とS-CBTという試験が最大で年6回受験することができ、両方合わせると最大で年間9回挑戦するチャンスがあります。
(さすがに、勉強期間が必要なのでそんなに受けるというのは考えにくいですが…)

大学受験の準備を早めに行えるという点で英検はお勧めです。

当塾では、中学生のときから通ってくれている生徒には高校2年生までに英検準1級まで取ることを目標に指導を行っています。
単語テストを受けることが習慣化していて、語彙力が備わっているため、大学受験でも英語を得意にしている生徒が多いです。