もうじき夏期講習が始まります。
大学受験の生徒は数学や英語などの科目ではすでに少しずつ過去問を解かせていますが、7月~8月あたりから本格的に過去問演習が始まります。
今年は受験生が多いので、私も5月から担当科目(数学、物理)の過去問を解き始めました。
過去問演習を始めると、問題集に載っているような典型的な問題と実際の入試問題のギャップに対応できず、初めてやった過去問演習で得点が1桁しか取れないなんてことがしばしばあります。
これは過去問演習を始めるタイミングが早すぎるという場合もあります。
しかしながら、「しっかりと解けるようになってから過去問演習を始めよう」なんて思っているといつになっても過去問演習を始めることができなくなってしまうかも知れません。
過去問演習を早めに始めることによって、敵(志望校の入試問題)を知り、今の自分に何が足りなくて、あと7~8か月でどんな勉強をして、何を身につけなければならないのか。
目標を明確にして、その目標に向かって行動することが大事です。
当塾の生徒の中にも「時間内に解ききれない」、「説明を聞けば知っていることばかりなんだけど…」というようなことを言っている生徒がたくさんいます。
では、そのような問題を解決するためには何をしたらよいのか。
もし直前期まで過去問をやらずにいると、問題点が発覚しても対策することができなくなってしまいます。
今の時点で点数が取れなくても大丈夫なので、入試の出題範囲の一通りの学習が終わったら、積極的に過去問に臨んでほしいと思います。