all と every は両方とも形容詞で「すべての」という意味があります。
しかしながら、用法や意味にさまざまな違いがあります。
- All men and women stopped and watched the street performance.
- Every man and woman stopped and watched the street performance.
上記の例文はどちらの文も日本語にすると「すべての男性も女性も立ち止まり、ストリートパフォーマンスを見ていた。」という意味になります。
しかし、「all」はその場にいた「すべての男の人と女の人」を表しており men and women が複数形になっています。
これに対し、「every」はその場にいた「個々の男の人と女の人それぞれ」を表しており man and woman が単数形になっています。
- all day : 一日中
- every day : 毎日
- all the time: (始めから終わりまで)ずっと
- every time: 毎回
今度の例では意味が大きく変わっています。
また all には形容詞としての用法以外に代名詞としての用法がありますが、every にはありません。
〇 All of us play the piano.
× Every of us plays the piano.
- All of the students belong to clubs.
- All the students belong to clubs.
- Every student belongs to clubs.
「all of + 代名詞」の場合は of を省略することはできません。それ以外は省略可能※。※単数名詞が来る場合《米》では of を用いる方が好まれる
入試問題や問題集などにはよく出てきているのですが、詳しく説明されていることはあまりないかも知れません。
気になったことは積極的に調べてみる姿勢も大事です。
集団授業だとなかなかこのような細かいところまでは説明できないと思います。
個別指導であれば、生徒の学力に合わせて様々な事柄を教えていきます。
このような違いをあまり気にしたことがないという方は、どこかで行き詰ってしまうことがあると思います。
そのような場合にも個別指導は有効です。