医歯薬獣医学部受験対策

医歯薬獣医学部を受験する場合、他の理工系の学部とは異なった対策が必要となります。

当塾では志望大学・志望学部の傾向に合わせた対策を行っていきます。

医学部

国立

国立大学を受験する場合、共通テストが必要となるので必然的に受験科目が多くなります。
しかも、首都圏の国立大学はいずれも難易度が高く87%程度、地方の大学でも共通テストで80%以上は取らないと厳しいです。

共通テストでこのような成績を取るためには苦手科目を作らないように早めの準備が必要となります。

また共通テストの成績次第で受験校が変わる可能性があるため、小論文や面接の準備も必須となります。

さらに私立大学も併願する場合にはその試験対策の準備も必要となります。

私立

私立医学部の一般選抜では、一部異なる学校もありますが、主な学校は英語、数学(数学I・II・III、A・B・C)、理科2科目、および小論文、面接となります。

問題の難易度としては、私立医学部御三家(慶應・慈恵・日医)と言われるような学校であっても、さらに難しい問題を出す学校はあるのですが、問題量や計算量が多いなど、処理能力や一つ一つの知識・作業の正確性を求める問題が多く見られます。

また、医学部受験の生徒は過去問演習を行う学校数・年度ともに多くなる傾向があります。
遅くとも高3の夏から過去問演習に入りたいところです。

過去問演習に入る前に、高校の学習内容を一通り学習し終え、復習・演習してから過去問演習に入ることを考えると、遅くとも高校2年生の末には高校の学習内容を学習し終えたいところです。

早め早めの準備をお勧めいたします。

歯学部

国立

国立歯学部を受験する場合と私立歯学部のみを受験する場合で受験科目が大きく変わってきます。

まず共通テストのために国語(古文・漢文を含む)、社会(1科目)、情報Iが必要となります。

これに加え、私立歯学部は数学IIIや数学B(確率分布と統計的な推測)、数学C(2次曲線・複素数平面)が出題範囲から除外されているのに対し、国立大学ではほぼすべての大学で必要になり、さらに理科も物理・化学・生物の中から2科目選択となります。

私立

私立大学歯学部の一般選抜は英語+数学(数学I・II・A・B(数列)・C(ベクトル))+理科(物理基礎+物理・化学基礎+化学・生物基礎+生物から1科目選択)の3科目で受験が可能なため、受験科目は少ないといえます。

受験科目が少なく、教科書レベル~多少の応用問題というレベルの出題が多く、応用度の高い問題はほとんど出題されないため、状況にもよりますが、高2・高3から受験勉強を始めても現役合格を狙うことが可能です。

薬学部

国立

国立薬学部を受験する場合と私立薬学部のみを受験する場合で受験科目が大きく変わってきます。

まず共通テストのために国語(古文・漢文を含む)、社会(1科目)、情報Iが必要となります。

これに加え、私立薬学部は数学IIIや数学B(確率分布と統計的な推測)、数学C(2次曲線・複素数平面)が出題範囲から除外されているのに対し、国立大学ではほぼすべての大学で必要になり、さらに理科が2科目(化学基礎+化学が必須、物理基礎+物理、生物基礎+生物のどちらか1科目選択)となります。

私立

私立大学薬学部の一般選抜では、主要な学校は英語+数学(数学I・II・A・B(数列)・C(ベクトル))+理科(化学基礎+化学)の3科目となります。
受験科目は少ないですが、薬学部を目指すのであれば化学は必須と言えます。

受験科目が少なく、教科書レベル~多少の応用問題というレベルの出題が多く、応用度の高い問題はほとんど出題されないため、状況にもよりますが、高2・高3から受験勉強を始めても現役合格を狙うことが可能です。

獣医学部

国立

国立獣医学部を受験する場合と私立獣医学部のみを受験する場合で受験科目が大きく変わってきます。

まず共通テストのために国語(古文・漢文を含む)、社会(1科目)、情報Iが必要となります。
共通テストの

東大・東京農工大・北大・大阪公大の4校を除けば数学IIIや数C(ニ次曲線・複素数平面)なしで受験が可能であったり、理科が生物基礎+生物、化学基礎+化学、物理基礎+物理の中から1科目選択であったり学校によってまちまちです。

志望校を考えると同時に試験科目の確認が必要です。

獣医学部のある国公立大学は全国で11校で、都市部でない学校も多いため、都市部の学校に人気が集中する傾向があります。

首都圏では東京大学(東京)、東京農工大学(東京)の2校しかありません。

競争率が高いため、しっかりとした準備が必要となります。

私立

私立大学獣医学部の一般選抜では、主要な学校は英語+数学(数学I・II・A・B(数列)・C(ベクトル))+理科(生物基礎+生物、化学基礎+化学の2科目から1科目選択)の3科目となります。
日本大学、北里大学、岡山理科大学の3校は物理も選択可能です。

受験科目が少なく、教科書レベル~多少の応用問題というレベルの出題が多く、応用度の高い問題はほとんど出題されないため、状況にもよりますが、高2・高3から受験勉強を始めても現役合格を狙うことが可能です。

私立獣医学部は全国に6校しかありません。

  • 酪農学園大学(北海道江別市)
  • 北里大学(青森県十和田市)
  • 日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)
  • 麻布大学(神奈川県相模原市)
  • 日本大学(神奈川県藤沢市)
  • 岡山理科大学(愛媛県今治市)

入試問題の難易度は決して高くありませんが、合格点がかなり高得点となります。
難しい問題が解けるようになる必要はありませんが、基礎をしっかりと丁寧に身につけていく必要があります。