焼きおにぎり ― 食後の眠気

私の子どもが「焼きおにぎりが食べたい。」というので、作って食べさせてあげました。

「表面が固い。冷凍の焼きおにぎりの方がおいしい。」とのこと。

さて、今回は白米の主要栄養素の炭水化物と勉強について書いていきたいと思います。

炭水化物は消化されるとブドウ糖になります。
そして、そのブドウ糖は私たちの身体を動かすためのエネルギー源なのです。
脳は最もブドウ糖を必要とする部位です。

勉強を行う上で適度な量の炭水化物を摂ることは必須です。

一方、炭水化物を摂りすぎると眠気の原因となります。
よく「お腹がいっぱいになると眠くなる。」と言われますが、その理由は炭水化物にあると考えられています。

炭水化物が消化されてブドウ糖になり、体内に取り込まれ、血液中を流れると膵臓でインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは糖を細胞内に取り込み、血糖値を一定に保つ役割を持っています。

炭水化物を一度にたくさん摂ると血糖値が急上昇します。
すると、急いで血糖値を正常に戻そうと多量のインスリンが分泌されます。

すると、今度は血糖値が下がりすぎてしまうのです。
血糖値が下がると脳が「エネルギーがない。危険だ。」と判断して、体を休ませようとする。

この結果として、眠くなるというのが食後の眠気の原因のようです。

少なくてもダメ、多すぎてもダメ。
では、どうすればいいのでしょうか。

もっとも良いのは適量を摂ることでしょう。

他の方法としては血糖値の急上昇を抑えるために、よく食べる順ダイエットなどでお薦めされるお肉や葉もの野菜などから食べるという方法があります。
または、「血糖値の上昇を抑える」とか書かれているトクホのお茶を飲むというのもいいと思います。

睡眠・食事・勉強方法など様々な面で工夫して効率よく勉強を進めていっていただきたいと思います。